■顔の違いはどこからくる?

 アメリカへ行って何より驚くことは彼我の顔貌の差である。われわれ東洋人は何と平ベったい顔にぺしゃんこの鼻がくっついているのかと驚嘆するのである。はじめて彼らを見たかつての日本人はさぞかしびっくりしたことと思われる。
 そこで、ドクトルカメさんは商売柄、どこが解剖学的に違っているのか、子細に観察したのである。

■大いなる違い

まず、そもそも顔の形がそのものが、紅毛碧眼白肌人は上から見ると
図1( a )のように前後が長いのに対し、われわれは( b )のように左右に長いのである。また、正面から見ても( c )( d )のようにその違いが明らかである。

koumou-1
 さらに目を見てみると紅毛碧眼白肌人はその頭の解剖学的特徴から目を収容している眼窩が奥深いため、目の玉がひっこんでいるのである。
さらに瞼の脂肪が少ないために正面から見ると眉毛と目がくっついているようにみえるのである。
そして、瞼を上げる働きをする眼瞼挙筋がスムーズに動き、瞼は斜め上後方へまつげが眉毛の下の皮膚にくっつくまで上がるのである。
このため、目がでっかくみえるのである。
さらにマスカラとアイシャドウを施せばこれはもう顔の半分は目が占めているんじゃないかと思えるのも無理はない。
 
 かのイングリッドバーグマンなどは、閉じた瞼がゆっくり大きく開ききるのに数秒かかるような気がするのは何もドクトルカメさんだけであるまい。

■実はドクトルカメさんも…

 そこで、わが瞼はどうなっているのかとドクトルカメさんはさっそくアパートへ帰って鏡とにらめっこして検分に及んだのであった。

 その結果、わが瞼はなんと動きに乏しいのかということに気がついたのであった。
さらに眉毛の上の皮膚を両手で押さえて額の筋肉の影響をなくして目を開けようとすると瞼は動こうとしないではないか。

何のことはない、ドクトルカメさんの眼瞼挙筋の働きはまったくなく、顔の筋肉で眉毛をつり上げて目を開けていたのであった。
これでわが目がいつも眠そうな表情をしているのが理解できた。

 日頃、診療をしていて眼瞼下垂の患者がくると、「いいかい、あんたの目が下がっているのは眼瞼挙筋という筋肉の動きが悪いために瞼が上がらないためで、いわばパンツのゴムの紐がゆるいようなもんだ」と絵を描きながらながらいい気になって患者に説明していたドクトルカメさんも実は同じ穴のむじなだったのでる。ただ、両目とも同じように下がっていたので気がつかなかっただけであった。

■東洋鼻

 皮膚もひっぱられて広げられるため、目玉もよけいでっかくみえるようになるのである。あの鼻ではきっと横の方は視野が妨げられてさぞかし見にくかろうとよけいな心配をしたくなるのであるが、これにひきかえわれわれ東洋人の鼻は目と目を結んだ線よりもさらに下の方からはじまるため、当然ながら低く小さく、さらに目と目の間が広くなって顔の平べったさが強調されるのである。

 さらに目下へと転じると、碧眼白肌紅毛人は鼻尖部がツンとしているため図2( a )のように上唇と鼻のなす角度が鈍角になる。また、鼻の穴を下からのぞいてみると、( b )のように歴然とした差があるのである。

koumou-2
あなたも心当たりはないかい。
そう、あなたの鼻のことをいっているのである。

 

ドクトルカメさんのおしゃべりページ

■顔の違いはどこからくる?

 アメリカへ行って何より驚くことは彼我の顔貌の差である。われわれ東洋人は何と平ベったい顔にぺしゃんこの鼻がくっついているのかと驚嘆するのである。はじめて彼らを見たかつての日本人はさぞかしびっくりしたことと思われる。
 そこで、ドクトルカメさんは商売柄、どこが解剖学的に違っているのか、子細に観察したのである。

■大いなる違い

まず、そもそも顔の形がそのものが、紅毛碧眼白肌人は上から見ると
図1( a )のように前後が長いのに対し、われわれは( b )のように左右に長いのである。また、正面から見ても( c )( d )のようにその違いが明らかである。

 さらに目を見てみると紅毛碧眼白肌人はその頭の解剖学的特徴から目を収容している眼窩が奥深いため、目の玉がひっこんでいるのである。
さらに瞼の脂肪が少ないために正面から見ると眉毛と目がくっついているようにみえるのである。
そして、瞼を上げる働きをする眼瞼挙筋がスムーズに動き、瞼は斜め上後方へまつげが眉毛の下の皮膚にくっつくまで上がるのである。
このため、目がでっかくみえるのである。
さらにマスカラとアイシャドウを施せばこれはもう顔の半分は目が占めているんじゃないかと思えるのも無理はない。
 
 かのイングリッドバーグマンなどは、閉じた瞼がゆっくり大きく開ききるのに数秒かかるような気がするのは何もドクトルカメさんだけであるまい。

■実はドクトルカメさんも…

 そこで、わが瞼はどうなっているのかとドクトルカメさんはさっそくアパートへ帰って鏡とにらめっこして検分に及んだのであった。

 その結果、わが瞼はなんと動きに乏しいのかということに気がついたのであった。
さらに眉毛の上の皮膚を両手で押さえて額の筋肉の影響をなくして目を開けようとすると瞼は動こうとしないではないか。

何のことはない、ドクトルカメさんの眼瞼挙筋の働きはまったくなく、顔の筋肉で眉毛をつり上げて目を開けていたのであった。
これでわが目がいつも眠そうな表情をしているのが理解できた。

 日頃、診療をしていて眼瞼下垂の患者がくると、「いいかい、あんたの目が下がっているのは眼瞼挙筋という筋肉の動きが悪いために瞼が上がらないためで、いわばパンツのゴムの紐がゆるいようなもんだ」と絵を描きながらながらいい気になって患者に説明していたドクトルカメさんも実は同じ穴のむじなだったのでる。ただ、両目とも同じように下がっていたので気がつかなかっただけであった。

■東洋鼻

 皮膚もひっぱられて広げられるため、目玉もよけいでっかくみえるようになるのである。あの鼻ではきっと横の方は視野が妨げられてさぞかし見にくかろうとよけいな心配をしたくなるのであるが、これにひきかえわれわれ東洋人の鼻は目と目を結んだ線よりもさらに下の方からはじまるため、当然ながら低く小さく、さらに目と目の間が広くなって顔の平べったさが強調されるのである。

 さらに目下へと転じると、碧眼白肌紅毛人は鼻尖部がツンとしているため図2( a )のように上唇と鼻のなす角度が鈍角になる。また、鼻の穴を下からのぞいてみると、( b )のように歴然とした差があるのである。

あなたも心当たりはないかい。
そう、あなたの鼻のことをいっているのである。