このエッセイは院長がアメリカ時代の思い出をかってに書きためておいたものです。
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『これからの10年』 08/01/17 開業してから約10年が経とうとしています。 以前にも書きましたが、この10年間の世の中の変わりようはまさにドッグイアーでした。私のクリニックでは開業当初と今とではまったく違っています。ではこれからの10年はどうでしょうか。 今までにも増して変化が早くなっていくだろうと思われます。そして、様々な技術、機械が美容医療分野をにぎわすことになるでしょう。 以前、脱毛レーザー全盛期の頃、私は、ある朝起きてみたら、まったく新しい永久脱毛クリームが発明されたという新聞記事が出て、クリニックに脱毛患者が誰も来なくなった夢を見ました。 還暦を間近に迎えた身には恐ろしいと同時に、ポケットにいろいろな新しい技術を持って、患者さんに応じてそれを取り出し、どうだと自慢してみせることができるのは楽しいものです。 それでは、今ある技術で10年後にも確固とした地盤を確保しているものは何でしょうか。 まず、二重瞼手術は安泰でしょう。 これは薬やレーザーによって置き換えられることはないとおもわれます。 高齢化で眼瞼下垂の手術はますます需要が多くなるでしょう。 では脂肪吸引はどうでしょう? なくならないものの、その件数はかなり少なくなっていくのではないでしょうか。 飲み薬、レーザー、注射薬、超音波、高周波などによってラデイカルな手術は減少していくでしょう。 おそらく、この中で超音波、レーザー、高周波などによって非観血的に脂肪を融解させる技術が出てくるのではないでしょうか。 フェイスリフトはどうでしょうか。 多分、これもメスを入れてつり上げるという方法は廃れていくような気がします。 その反対に非観血的なフェイスリフトが隆盛を極めていくようになるでしょう。 この場合、コラーゲンや脂肪を作る幹細胞注入や電磁波によるタイトニングなどを組み合わせる複合的な治療になるでしょう。 乳房の手術はどうでしょう。 シリコンバッグは廃れていると思われます。 脂肪幹細胞の注射やより安全で長く持つヒアルロン酸などの注射が主流を占めるのではないか。 顔面骨切り術はどうか? まさか、これは他に取って代わられることはなく、美容形成外科医の独壇場と思われるが、例えば、破骨細胞を注射して出っぱりを取り、造骨細胞を注射して骨を作るというのはどうであろうか。 すこしづつ顔の形態が変わっていくのをにやにやしながら観察し、そろそろこれでいいですねとなったら、破骨や造骨を止める注射を打つ。 注射によるcontouringですね。非常に微妙な技術が要求されるので、骨形態形成専門医資格が必要かもしれない。 これらの技術が出現したとき、患者さんに提供できるのはわれわれ美容外科医しかいません。 未来はとっても楽しくて明るいと思いませんか。 |