注入剤について知ってください

プチ整形という言葉の登場とともに、コラーゲンやヒアルロン酸、ボトックスなどの注入剤の需要は急激に増加しました。
それに伴い注入剤の種類も増加し、近年では長期の持続効果をうたった製品が数多く見られるようになりました。

こうした製品が登場する背景のひとつには、患者さん方のニーズがあるのだと思います。「何度も注射したくない」、「長持ちする方がいい」という気持ちはごく自然なことですが、ここで注意すべき重要なことがあります。

そもそも注入剤は異物です。言ってしまえば、自分自身の組織でないものはすべて異物なわけです。しかし、それらの中には人体に悪影響を与える事のない無害なものから、そうではないものまでさまざまな製品があります。

人間の体はよく出来ています。体にとって無害なもの、つまり親和性の高い物ほど分解吸収されます。治療を繰り返すことで一部が自己組織に置き換わる場合もあります。しかし、明らかな異物に対しては、それを排除しようとしてさまざまな反応が起こります。それが異物(炎症)反応であり、細菌感染を併発することも少なくありません。注入剤は隆鼻術や豊胸術に用いるプロテーゼと違い固形ではありませんので、もしそうした症状が出た場合に取り出すことができません。最悪の場合、周辺の組織ごと除去しなければいけないこともあります。

最近、問題となってきているのがアクアミド(AQUAMID)です。
永久的効果が期待できるとして登場した製品ですが、合併症などの報告がみられるようになってきました。しかしながら、このような製品を現在も積極的に進める施設があることを強く疑問に思います。

さまざまな製品や情報があふれる中で、その実際を把握することは簡単ではありません。しかし、基本的に大切なポイントは@〜Cのように限られると思います。
@製品名、製造会社を確認する。
A「永久的!」または「半永久的!」という言葉に注意する。
B料金が安すぎると感じたら要注意。粗悪品の恐れありです。
C「最新!」が良いとは限らない。歴史が浅すぎると、副作用の有無がはっきりしません。


次に当クリニックで使用している注入剤についてご紹介します。

ザイダーム1&2、ザイプラスト (アメリカ INAMED社製)
ウシ由来コラーゲンです。狂牛病が問題となっている食用牛とはまったく別環境で飼育され、細菌感染やウイルス感染などのチェックを経て製品化されます。非常に歴史が古く、現在までに感染症の発生は報告されていません。注射に先立ちアレルギーテストを行います。

コスモダーム、コスモプラスト (アメリカ INAMED社製)
ヒト由来コラーゲンです。アレルギーテストが不要なのが特徴です。

レスチレン・パーレーン (スウェーデン Q-MED社製)
非動物性のヒアルロン酸です。

マクロレーン(スウェーデン Q-MED社製)
粒子が大きいためボリュームを出したい場合に適しています。
※豊胸術に用いられることもありますが、クリニックではあえてお勧めはしていません。

ボトックス (アメリカ アラガン社製)
中国製の安価なボトックスを使用する施設もあるようですが、信頼性のうえでお勧めできません。


ボトックスについて
アメリカでボトックスによる副作用例が報告されたという報道がありますが、
米国アラガン社の18年間の症例の追跡調査からボトックスによる重篤な副作用があった症例は1例もありません
カメイクリニックでは安全性を第1としており、米国FDAに認可された唯一のボトックスを使っております。
他のクリニックでは安い信頼性に疑問のある ボトックスを使っている所もあるようです。
ボトックスを希望される方は米国アラガン社のボトックスかどうか確認して施術されることをおすすめします。