| ニキビについてより詳しく |
単独ではなく、多種多様でそれらが密接に関係しています。
いくつかの要因が合わさったものが原因であり、最終的に産生された皮脂がスムーズに排出されなくなってニキビへ発展していくわけです。
一般では皮脂が蓄積して白っぽく見えるものを白ニキビ、詰まってしまった皮脂が酸化して黒ずんだものを黒ニキビ、炎症を起こしているものを赤ニキビなどと呼んだりすることもありますが、それらもすべては”出るものが出なく”なった結果、すなわち”作る量と出て行く量のバランスが崩れた”ことによるものです。
次に詰まりやすい理由を考えてみましょう。
まず第一に皮脂の産生過剰が挙げられます。
出て行くあとからどんどん作っていくため、段々と排出が追いつかなくなり詰まってしまいます。
20歳以前の非常にオイリーな感じを受けるニキビに多いパターンです。
第二には出口が狭いことが考えられます。
この場合は皮脂の産生が多くなくても出にくいので、これも結果的に排出が追いつかずに詰まってしまいます。
とくに成人以降のニキビでよくみられるパターンで、角質の肥厚が出口を狭くしている要因と考えられます。
そして第三には第一+第二、すなわち”多い+出にくい”です。
非常に簡単ですが基本的にはこれだけで、あとはそれらを悪化させる様々な要因が存在するのです。
もともとニキビになりやすい素因(肌質)を持っている人に何らかの悪化要因が加わるとニキビになったり、ひどくなったりしてしまうのです。
当然、肌質には個人差があります。
”生理や便秘の時にニキビが悪化する”というのはよく知られていますが、生理中の女性や便秘気味の人がすべてニキビがひどいかというと、そうではありませんよね。
そこで悪化要因ですが、これは皆さんが思いつくもので間違いないと思います。
先に述べた生理、そして妊娠や思春期などホルモンが影響するもの、便秘、睡眠不足をはじめとする身体的ストレス、さらには精神的ストレス、過度のアルコール摂取、紫外線の浴び過ぎ・・・などなど、挙げだしたらきりがありませんが、すべてに共通して言えることは、”これらは皮脂の産生を増やしたり角質の肥厚をきたす要因となる”ということです。
ニキビ菌(アクネ菌)というのもよく聞きますが、これらも単独で悪さをしているわけではなく、菌が出すリパーゼが皮脂を分解し、その結果産生された遊離脂肪酸などが炎症を引き起こす原因となるのです。当然、皮脂の産生が増えれば、それだけ炎症を起こしやすくなります。
また、過度の洗顔が皮膚表面を傷付け、かえってニキビを悪化させてしまうことも非常に多いので気をつける必要があります。
つまりニキビは個人の肌質に加えて普段のライフスタイルが大きく影響するものだということです。
かといって悪化要因をすべて避けて生活することなど不可能です。だからこそニキビは治りにくく、また治ったように見えても再発しやすいのです。
単純に、”これだけでよい”というものは存在しません。
ここまでお読みになった皆さんならば、その理由はおわかりでしょう。様々な要因が絡み合っているからなのです。
根本的には”ニキビのできにくい肌質の獲得”が最も重要ですが、急に体質を変えられないのと同じく、そう簡単に獲得できるものではありません。
クリニックではケミカルピーリングを治療の軸としながら種々の治療を組み合わせていますが、これらもすべては”今あるニキビを治すこと”、”肌質の改善”を目指すものなのです。
治療によりいったんニキビができなくなっても、その後に再発する方も中にはおられます。とくにそういう方では集中した初期治療により改善したあとも何らかのメンテナンス的治療が重要になります。それは今までに述べたように、ニキビは日常生活と密接に関係したものだからなのです。ですから、”これを塗ったからおしまい””これを飲んだからおしまい”そういかない場合があるのです。
治療に関係する歯車がひとつでも多く噛み合えば、それだけ良い結果を得ることができるわけです。
ニキビとは”治すのは苦労するくせに、悪くするのはいとも簡単”。何とも皮肉な奴です。
ニキニに負けず、ともに頑張りましょう。
そして、ニキニを治療することは、”ニキビあと”という二次的なダメージを最小限にするためにとても重要なことなのです。 |
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