しみ・そばかすの治療

二十歳を過ぎると、年齢とともに顔のしみに悩む方が多くおられます。
ひとくちにシミといっても実はいろいろなタイプがあり、それぞれに応じた治療をしなければ、かえって悪化することもあります。そのため、そのしみがいづれに該当するのかの診断が最も重要になります。
シミといわれるものには次のものなどが含まれます。

そばかす  生まれつきあるものです。

老人性色素斑  ちょっと名前が悪いのですが…若い人にも出ます。

肝斑  両頬に出る茶色のシミです。肝臓の病気とは関係ありません。

両側性太田母斑様色素斑  両頬に石灰褐色の色が出ます。

炎症後色素斑  ケガやヤケドのあとにつく色です。

その他の生まれつきのアザ
それぞれ原因が違いますし、これらのシミが重複している場合も少なくありません。

当クリニックでは、シミの種類に応じてルビーレーザー、炭酸ガスレーザー、レチノールやハイドロキノンなどの美白クリーム、ビタミンCイオン導入、フォトフェイシャルなどを用いて総合的な治療を行っております。

しみそばかすのレーザー料金は、1万円〜です。



         
治療前 治療二日後
かさぶたのはった状態
一週間後
かさぶたが取れ、
ピンク色っぽい肌がでてきた

 
   治療前

 
 
 
 
治療後

 
   治療前
   
 治療後



〜しみをより詳しく知りたい

「しみ」は医学用語ではなく一般名です。実際にはその中にさまざまなものが含まれています。治療に先立って、まず正確な診断を行うことが、その後の治療結果に大きく影響することになります。


そばかす
正確には雀卵斑と呼び、主に顔面正中部に多発する直径5mmくらいまでの不規則な小色素斑です。子どものころからすでにみられ、思春期に顕著となります。遺伝傾向があるため、家族内発生する場合も珍しくありません。色素細胞の数は正常ですが、機能が亢進しているため、メラニンの生成が多くなった状態です。1回のルビーレーザー治療で治すことができます。



老人性色素斑
主に中年以降に、顔面や手背、前腕伸側に生ずる大小の褐色色素斑をいいますが、比較的若い年代の人にもみられます。紫外線による影響が原因です。
1回のQスイッチルビーレーザーによる治療で治すことができます。




脂漏性角化症
顔面や頭部の脂漏部位に多くみられる、扁平に盛り上がったもので、色調は正常皮膚色に近いものから黒褐色までさまざまです。20歳代後半からみられ、年齢に伴い増加します。表皮の加齢的変化によるもので、炭酸ガスレーザーやQスイッチルビーレーザーで治療します。



肝斑
主に30〜40歳代の女性の頬骨部に左右対称性にみられる色素斑です。さまざまな原因が考えられていますが、肝臓の病気とは関係ありません。ビタミンCイオン導入やトラネキサム酸の内服、レチノールの外用、フォトフェイシャルなどで治療します。






両側性太田母斑様色素斑
主として20〜30歳代の女性の両頬、時には前額部や鼻翼などにみられる、やや青味を帯びた石灰褐色の色素斑です。Qスイッチルビーレーザーで治療しますが、照射後の色素沈着を生じやすい傾向があるため、経過を見ながら何度か繰り返し行うことが必要です。




炎症後色素斑
ケガやヤケドなどの炎症後に生じる色素沈着です。ビタミンCイオン導入、レチノールやハイドロキノンの外用、Qスイッチルビーレーザーなどを組み合わせて治療します。





































ほくろの治療

ほくろを取ってほしいと言って来院される患者さんがたくさんおられます。
ほくろのもとになる細胞は生まれた時からすでに存在していますが、成長とともに色素を作り出し、やがてほくろとして認識されるようになります。

また、ほくろとよく似ている悪性黒色腫という悪性腫瘍があります。この場合、周囲への色素の染み出しや赤み、色の不整、じくじくとしているなどの症状があります。


治療のポイント

盛り上がっているタイプのほくろは、炭酸ガスレーザーで少しずつ色がなくなるまで削っていきます。最初はへこんだ傷あととなりびっくりしますが、かさぶたを大事にしておけば10日から14日ほどで自然に治ります。
この間化粧をしたり洗顔してもOKです。傷が治ってからは3ヶ月ほど赤みがありますが、これも自然に目立たなくなっていきます。


盛り上がりが少なく、小さなほくろはルビーレーザーで治すこともできます。
この場合、1回では完全にほくろは消えませんが、3週間に1回ずつ、計3〜6回レーザーを照射しますと、次第に色が薄くなっていきます。この方法は5〜6階建てのビルを、1階ずつ壊していくようなものです。
多少時間はかかってもよいから、少しでも傷あとを残さずにきれいに治したいという方におすすめの方法です。
また、足の裏や手のひらは本来色がない部位ですので、ここにできたほくろは取っておいたほうがよいでしょう。必要な場合は病理組織検査をします。

料金は、病理検査を必要とするものは保険適応。それ以外は1万円〜です。

 
   治療前
   
 治療後



あざの治療

一般にあざとは生まれつきある皮膚の形成異常をいいます。
顔に限らず、体のどの部位にあってもあざは気になるものです。また、放置しておけば自然に治ると誤解されているものもあります。
ひとくちにあざといっても、実際には非常に多彩です。
当クリニックでは、それぞれのあざの種類に応じてひとつ、あるいは複数のレーザーを組み合わせて治療を行っております。



黒あざ

正式には色素性母斑といい、メラニン色素を作る異常な細胞が皮膚の中にある状態です。ほくろもそのひとつです。小さなものであれば炭酸ガスレーザーで取ってしまいますが、範囲の広いものは2種類のルビーレーザーを用いて治療します。



茶あざ

正式には扁平母斑といわれるもので、原因は不明です。本来の色を作る細胞が他の部位よりも一生懸命に働くために茶色く色がついている状態です。
治療によく反応するタイプと、再発しやすいタイプがありますが、正確なところは治療をしてみないと分からないというのが現状です。



太田母斑

眼のまわりにある茶色と青色と灰色を混ぜたような色をしたあざです。
生まれたときにはなくても、思春期以降に出てくることもあります。
かつてはドライアイスなどで治療されていましたが、現在はルビーレーザーで傷あとを残さずに完全に治すことができるようになりました。
3ヶ月ごとに1回、計5〜6回の治療が必要です。



異所性蒙古斑

蒙古斑は幼児期にお尻にあるのが普通ですが、手足や背などにある場合は異所性蒙古斑と呼ばれ、大人になっても自然に消えることはありません。



脂腺母斑

顔や頭に多く見られるやや黄味がかったあざです。将来悪性化することもあるので、早めに治療するのが良いでしょう。



いぼ状母斑

表皮の形成異常です。脂腺母斑とよく似ていますが、悪性化することはほとんどありません。



血管腫(赤あざ)

血管腫とは異常な血管が集まってできたもので、ダイレーザーで治療します。



単純性血管腫

盛り上がりのない赤味をしたあざです。大人になるに従って少しづつ隆起してくる場合があります。ダイレーザーによく反応するタイプと、反応しにくいタイプがあります。



苺状血管腫

皮膚よりやや隆起した赤味の強い血管腫で、7〜8歳頃までに自然にひいていきますが、その後の皮膚がちりめん状となり目立つことが多いため、できるだけ早くダイレーザーによる治療を開始するのが良いでしょう。


治療前
 ⇒  
治療後



くも状血管腫

顔や手足の皮膚表面にくもの巣のような細い血管があるタイプです。
一回のダイレーザー治療で治すことができます。



老人性血管腫

年齢とともに直径数ミリの赤いできものが増えてきます。一回のダイレーザー治療で治すことができます。


料金は、各種あざは3万円〜、血管腫は基本的に保険適用です。





































刺青の治療

刺青は使用されている顔料の種類や、色素の入っている深さなどが非常に多種多様です。
そのため、治療にはQスイッチレーザー、Qスイッチヤグレーザー、炭酸ガスレーザーなど数種類のレーザーを組み合わせて行います。

一般に、黒単色で素人彫りのものは1回の治療で消えますが、色の多いものや、プロの入れたものなどは回数を重ねる必要があります。
レーザーにより破壊された色素は、時間の経過とともに自然に体に吸収されていきますので、治療は2〜3ヶ月おきに行います。

従来は黄色や緑色などは消えないとされてきましたが、当クリニックでは炭酸ガスレーザーを有効に併用することで治療効果をあげています。

料金は1回5万円(手の平大の大きさ)です。