ケミカルピーリングのケミカルとは化学という意味で、ピーリングとは表面を削るという意味です。すなわち、科学的な物質を用いて皮膚の角質層を削り、肌の状態を若返らせる治療法です。


かつて、フェノールという酸を用いてケミカルピーリングを行った時代がありましたが、日本人には酸が強すぎて色素沈着をきたし使えませんでした。
しかし、最近、形成外科医により、より弱い酸を用いた日本人に合ったシステムが開発されました。それは、フルーツ酸と呼ばれるタイプの弱い酸を用いた方法で、普通の日常生活を送りながら治療ができるというものです。


例えば、レモンを魚の上にのせておくと、表面が白くなるのを見たことがあるでしょう。あれは、酸でたんぱく質が凝固した状態になったもので、ケミカルピーリングは、これと同じことを皮膚の上で行うものです。でも、非常に弱い酸なので、肌が傷つくことはありません。そのかわり、何回か回数を重ねることが必要になります。また、角質層を削るため、紫外線の作用が皮膚に強く出やすいので、日焼け止めをしっかりと使い、直射日光をさけるように注意してください。

適応

  • ニキビ
  • ニキビ痕
  • 色素沈着
  • 小じわ
  • くすみ

施術の概要

施術の流れ

  1. 洗顔しメイクを落とします。
  2. ピーリング剤を塗布します。
  3. 洗顔しピーリング剤を落とします。
  4. ビタミンCイオン導入でお肌を整えます。