刺青の除去

治療方法

刺青は使用されている顔料の種類や、色素の入っている深さなどが非常に多種多様です。
治療方法は4つです。

⒈ レーザー照射

治療にはQスイッチルビーレーザー、Qスイッチヤグレーザー、炭酸ガスレーザーなど数種類のレーザーを組み合わせて行います。
一般に、黒単色で素人彫りのものは1回の治療で消えることもありますが、多色のものや色素量の多いものなどプロの入れたものは治療回数を重ねる必要があります。
レーザーにより破壊された色素は、時間の経過とともに自然に体に吸収されていきますので、徐々に薄くなっていきます。治療は2~3ヶ月おきに行います。
従来は黄色や緑色などは消えないとされてきましたが、当クリニックでは炭酸ガスレーザーを有効に併用することで治療効果をあげています。
麻酔は表面にキシロカインゼリーを塗り、1時間待っていただいてから、さらにツメッセント液という痛みの少ない麻酔液を注射します。これでほぼ痛みは無くなります。
術後は表面にかさぶたができて、それが取れるまでに約1週間です。痒くなってきてボロボロとかさぶたが取れてくると下に薄いピンク色の新しい皮膚が出てきます。この時点で刺青はかなり薄くなっています。
最近、ピコセカンドレーザーが発売されるようになってきました。ピコセカンドとはレーザーの波長が1秒の1000分の1(ミリセカンド)のさらに1000分の1(マイクロセカンド)のさらに1000分の1(ナノセカンド)のさらに1000分の1という短い時間に強いエネルギーを照射する様に設計されたものです。しかし、私が海外や国内の学会での発表を見る限り、当初、期待されていた様な治療効果はあげられておらず、さほどQスイッチレーザーと変わらない様な感じです。ちなみにQスイッチレーザーはナノセカンドレーザーで、ピコセカンドよりも1000分の1秒照射時間が長くなります。
レーザー治療は傷跡が残りにくいという長所がありますが、治療回数が長引く欠点があります。

料金
5×10cmで1回6.7万円、5回までで33万円6回目以降は1回1.1万円

2.切除縫合

  皮膚に余裕がある部位は一時的に切除して縫い縮めることも可能です。線状の傷跡で治ります。1週間で抜糸できます。ただ縫い縮めると傷跡は2倍くらいの長さになることもあります。麻酔はツメッセント麻酔します。少し傷跡はできるけど1回で治療は終わります。

料金
5×10cm 33万円

3.皮膚はく削術

  皮膚に余裕がないけど1回で取ってしまいたいときは、皮膚の中間の暑さぐらいまで皮膚を取ります。この場合は、傷が治るまでに1ヶ月程度かかり、また傷跡がやけどのあとの様になることもあり、目立ちます。

料金
5×10cm 33万円

4.浅く皮膚を剥いで、そのあとにレーザー照射

  これは多少傷跡は残るけど、レーザーの照射回数をできるだけ少なくしようという方法です。皮膚を剥ぐことによって色素量を減らし、また新しい皮膚のうちにレーザーを照射して治療効果をあげようという方法です。

料金
5×10cm 33万円